ローテンブルグの中心 - マルクト広場と市庁舎
ローテンブルグ旧市街の狭い通りを歩き続けた後突然市の中心地であるマルクト広場とその脇にそびえたつ巨大な市庁舎を目にした訪問者は驚きを隠せないでしょう。この風景はローテンブルグ市民が抱く誇りを表しています。市庁舎は足元に広がる階段とルネサンス様式の外観によりまるでロマンチックな木組みの建物に囲まれた宮殿のようです。また中世ローテンブルグは市庁舎内の食事場では飽き足らず、マルクト広場に面した場所に市参事会酒宴館を建てました。

空から目から見たローテンブルグ

ローテンブルグの様子を高い場所から見てみたという方には、220段ある市庁舎の塔を上るのがお勧めです。-展望台からは市街たけでなく、その向こう側にあるタウバー渓谷やフランケンホーヘ台地の壮大な景色を堪能できます。市庁舎に面したマルクト広場は時には様々なコンサートの舞台になり、また市内観光ガイドツアーの出発点でもあります。また周囲にはカフェやレストランがありくつろぐ場所としても最適です。
風格のある建物、市参事会酒宴館など-ローテンブルグのマルクト広場
ローテンブルグのマルクト広場には世界中から人が集まります。旧市街の中でマルクト広場ほど活気に満ち多様性を感じられる場所はないでしょう。ローテンブルグ市民は市庁舎前の階段や広場界隈のカフェで世界中からやってくる訪問者の脇でお喋りを楽しんだり、溢れる喧騒を眺めていたりしています。マルクト広場は夏には音楽大使団のコンサートや帝国都市祭りに演じられる歴史劇マイスタートゥルンクの、また冬には隣接するグリューネン広場とともにクリスマス市、ライテルレスマルクトの会場となります。マリエン薬局のように風格のある木組みの建物の前に広がるマルクト広場からローテンブルグ特有の雰囲気が生まれるのです。 詳しい情報は広場の北端にある旧市参事会酒宴館内の観光局で入手可能です。
マルクト広場に面した噴水でリフレッシュ!
マリエン薬局と旧肉館に挟まれた一角に市内にいくつかある噴水の一つを見ることができます。マルクト広場に面したこの噴水 (正式名称はゲオルグの泉もしくは聖ゲオルグの泉) は今でこそ飲料不可ですが、かつてはマルクト広場で活動していた商人やヘレン通りを行き交う動物に水を供給する役割を担っていました。現在では市内観光案内ツアーの多くがここを出発点にしています。市主催のパブリック観光ツアーは市庁舎前の階段の上でご希望する参加者を待っていますし、夕方になると夜警、死刑執行人、職人の未亡人に扮したガイドが市庁舎前に音もたてずに近づいてきます。
ローテンブルグ市庁舎 – ここから上へ
もちろん観光客もローテンブルグ市庁舎内に入ることができます。16世紀の火災被害を被った正面側はルネッサンス建築様式にて新しく建て替えられ、当初のゴシック建築様式が残された西側の部分と一体化した独特の姿をは町の波乱に満ちた歴史を感じさせます。また聖霊降臨祭期間中市庁舎内で上演される市民劇もこの町の歴史を味わえるものです。すなわち皇帝の間において歴史劇マイスタートゥルンクが数回にわたって演じられるのです。さらに酒蔵の番人に扮したスタッフが希望者に受付後マイスタートゥルンクの形式に従って杯を進めてくれます。一体誰が3,25リットルのワインを飲み干せるのでしょうか?確実に言えることはただ一つ。もし出来たとしも市庁舎の塔を上ることは避けてください。確かに展望塔からの眺めはとても価値があります。しかしそこへ辿り着くためには幾段もの階段を自分の脚で登ってゆく必要があるのです。展望塔の上からは西方を走るヘレン通りの先にブルグ塔そしてタウバー渓谷が見渡せます。足元ではクリスマスグッズで有名なケーテボルファルト前の喧騒が聞こえてくるようです。東側に目を移すとマルクト広場、北側にはヤコブ教会がとても近くに見えます。南方には中世犯罪博物館の向こう側にシュピタール地区が長く伸びています。
