プレーンライン - ローテンブルグのシンボル
プレーンラインって何?それってどこに行けば見つけられますか?多くの方々にそう尋ねられます。そしてたくさんの人がそこで写真を撮ります。プレーンラインを出発点にして中世の匂いを強く残すローテンブルグの町をご案内しましょう。

プレーンライン - 見事な調和
たくさんの人がシュピタール地区へと続く入り口近くの黄色い木組みの家がプレーンラインのことだと思っています。たしかにそう呼ばれる場所に立つと中央に壁の傾いた家がありますが、プレーンラインを訳すると “泉の前の小さな広場” 。その含める範囲は木組みの家と手前の泉、そしてその両脇にそびえる古い市壁の塔 -左手はシュピタール地区へと続くジーバス塔、右手はタウバー渓谷へと続く西暦1360年に建てられたコボルツェラー塔- を含めた全体の景色です。
ピノキオはローテンブルグで何してる?
プレーンラインは引っ張りだこ!プレーンラインにある木組みの家は典型的なローテンブルグ旧市街のモチーフを表しています。ウオルトディズニーのピノキオ(1940年)に始まり、数々の芸術家、建築家、デザイナーがヨーロッパ中世を表現する目的でこの建築を何度もコピーしてきました。ビデオゲーム(鉄拳タッグトーナメント2)、ミュージックビデオ(Lil Dicky’s Song „Earth“)、日本の漫画(ちっちゃな雪使いシュガー)等。
プレーンラインからマルクス塔を経由してヘレン通りへ

プレーンラインを出発点にして歴史を感じさせる美しい家々がひしめく旧市街を探索してみましょう。 Untere Schmiedgasseを進んでゆくと、すぐに Alten Stadtgraben に至ります。その通り名が示すように、そこは市域拡張に伴い埋め立てられた古い堀の跡地。その通りに現存する最古の建物の一つが ”ローテンブルグの職人の家” と名づけられた小さなミュージアムとして残っています。個人見学も可能ですが職人の未亡人に扮したバルブルガさんの案内で説明を聞くことも出来ます。職人の家からほんの数メートル坂を上ると今度はレーダアーチとマルクス塔という世界的に知られた写真スポットに出ます。13世紀に建てられた最初の市壁には4つの出入口がありましたが、そこはそのうちの一つです。詳しい情報についてはRothenburger Turmwegをご覧ください。マルクス塔の屋根の形状は西暦1900年頃ロンドンの建築家たちに影響を与えロンドン市のHampstead Garden Suburg地区への入り口にArcade House とTemple Fortune House を建設しました。これについてはPittoresk-Rothenburg als Landschaftsgartenを参照してください。コウノトリに興味がありますか?春から夏にかけてその姿がマルクス塔の屋根上に頻繁に現れます。マルクス塔を潜り抜け進んでゆくとマルクト広場に到着。そからから西側にはかつて都市貴族らが邸宅を構えていたHerrngasse がブルグ公園へと伸びています。その途中にあるホテルherrnschlösschen は市内に残るもっとも古い石造りの建物です。__